日頃の靴底チェック
春が来ましたね。
皆さまお花見は楽しめていますでしょうか?
患者様に素敵な花瓶と共にお庭の桜をいただきました。
これだけでお花見気分です。
世の桜はもうすぐでちっちゃいそうですよね。
3月から4月にかけて,新たなシーズンのためシューズの買い替えや,改めて足のサイズの測定を希望する新学年の子供たちがたくさん来院されました。
また春からウォーキングを始めたい方達のインソール調整や,新たな靴選び希望の患者さまも来院されています。
そんな日々の中で患者さまの靴を見る機会がよくあります。
靴底の削れ方をみるといろんな人の歩き方や傾向を評価する事ができます。
これだけで身体のバランスの全てを評価できるわけではないのですが、靴の底は嘘のないその人の日常がそのままの表れる一つの指標になります。
そんな靴底。
ぜひ親御さんにお子さんの成長発達の最中に注意していただきたいポイントがあります。
例えばこのような靴底。
皆様はもしお子さまの靴がこのような状態だったらどこが悪いと思われるでしょうか?
結論を言うと内側が削れている靴裏には基本的に何か良くない問題があると考えられます。
ある程度の期間をはいたクツは底をみると特徴のある削れがみられます。
難しい理屈は抜きで
「どこが良くて?どこがダメなのだろう?」
という事を知っていると悪い傾向があった際にそれに気づく事ができると思います。
気づく事ができれば無意識で行われている悪循環を修正できるきっかけとなります。
ですので日頃から余裕があればご自身のクツもご家族のクツも時々チェックしてみてくださいね。
また削れ方においてよくある質問に外側が削れることを心配する方が多くいます。
これは過剰でなければそこまで心配する現象ではありません。
気にするとすれば左右差が大きくある場合です。
これは大人にも多い現像です。
このような場合(左足の削れが強い/写真は右側です)は偏りがある事が考えられるので注意が必要です。
ヒトの理想の歩行は議論が分かれるところですが、現代の一般の方は踵の外側が削れやすい歩行様式になっています。
なので外側が削れている事は過剰でなければそこまで問題ではありません。
ですが内側が削れていたり、外側の削れの左右差が大きい事はよくない症状です。
◇靴底で気にかけて欲しい問題をまとめます。
・靴底のカカト内側が削れるている事はよくない
・靴底のカカト外側の削れの左右差がある事はよくない
です。
これがある場合は歩き方や、靴の選び方、靴のサイズ選びに間違いがある可能性があります。
また足や靴の環境は、日頃のカラダの健康、子供の望ましい発育、カラダの障害予防、スポーツのパフォーマンスUPにとても影響を及ぼします。
ぜひ日頃からチェックしてみてくださいね。
また気になる傾向がみられる方はいつでもご相談ください。
4月って学生たちにとって節目の季節。
お正月と違った心機一転の時期になりますよね。
ひびき整骨院でもいろんな思い出をいい意味で卒業して、新たな目標を持って気持ち新たに前へ進んでいきたいと思います。
皆さまよき春をお過ごしくださいませ。