1st⇨2th(ロー?ミドル?)
今回はよくある、お子様のシューズ選びについての質問です。
当院では、お子様のファーストシューズ選びの際に、上記の写真のようなミドルカット様式をお薦めしています。
それはなぜか?
赤ちゃんから立ち上がり、歩き始めるのは個人差がありますが、おおよそ1年前後くらいかなと思われます。
当たり前ですが、立ち上がったばかりの子供達は、大人の歩行様式とは全く違います。
子供の足は始めは扁平足で、自分のカラダのバランスを支えるために、チョコチョコというか、ペタペタした歩き方をします。
これは重力下の中で、カラダの重心を定めるために試行錯誤しているからです。
そのため、この時期は立ち始めがとても不安定。
だからローカットより、少し丈が高いミドルの方が、足もとの安定を促せるからなのです。
だからといってローが絶対だめという訳ではなく、安定していれば、2足目からでも全く構いません。
カラダの使い方や、神経を使って発育していく道のりには、個々に差があるので、その段階を見極めたうえで、自由な選択があっていいと思います。
大切なのは、サイズ選びと靴の構造がしっかりしている。
それらの条件が重要なのです。
その中で、立位や歩行の安定性が乏しそうな時期は、やはりミドルカットの選択が良いのではないかという事です。
次にファーストシューズから、
2足目のセカンドシューズ
ロー?ミドル?
どっちがいいですか?
という質問があります。
基本的には1足目、2足目という数や
年齢で基準を決めるというよりは
目の前にいる、その子の発育段階で決めるのがいいと思います。
まだ少し不安てで安定性がなさそう、もしくはもう少し安定性があった方が良さそうな動きであれば、2足目もミドルカットの方が歩きやすいはずです。
安定していそうであれば、2足目からローカットでも⚪︎
さすがに3足目あたりになると、なにか発育に問題がない限り、ローカットを選択していきます。
なぜかというと、歩行様式が安定してくると、子供は走りだし始めたりして運動量が上がってくるからです。
2歳と3歳でもその動きに違いはありますが、この時、足首の動きをだんだんと多く使いだすのです。
そうする事で、全身運動にも関係してきます。
ミドルより、ローカットの方が、次なるカラダの動きの成長を獲得しやすくなるからです。
具体的には、蹴り出しなど関係してきます。
足は蹴り出しが出てくる事で、アーチ(土踏まず)が形成されていくのです。
少しかけ足でしたが、まとめますね。
まとめ
生まれてから、ファーストシューズを選択
そろそろ、サイズが上がってきたため
セカンドシューズを選択する時の
ミドルカットか?ローカットか?
の選択の基準は
立位、歩行は少し不安定そうなら
⇨ミドルカット
立位、歩行が安定していれば
⇨ローカット
です。
先ほども述べましたが、3足目からはローカットが多いです。
2足目はその子の段階に合わせて、どちらかを選択してあげたら良いと思います。
2024年も、ひよこ広場さんや、公民館から足育講座の依頼を早速いただきました。
また皆さんの健康のために、より一層貢献できるよう研鑽に努めてまいりますね。