山走る(感想その2)
シューズは、アルトラのローンピークを履いていきました。
どこにストレスを感じる事もなく、あらゆる局面でしっかりグリップ力を発揮してくれて、快適申し分ないシューズでした。
当院でも取り扱いしているので、興味のある方はご相談くださいね。
前回の続きです。
走りのプランは予定通りに、1度目の長い降坂をいいペースで駆け抜けました。
しかし、次の山に向かうためのロードの道に入った所で、、、
あれ、、、
何かオカシイぞ。。。 汗
そこで、自分の左膝外側(腸脛靭帯)に強い違和感がある事に気づきだします。
まあこれくらいは大丈夫かあと、その時は楽観視。
というか痛くても、行くしかない。
だって結局、ゴールまでいかないともう戻れないし。。。
そんな不安を抱えつつも、エイドに到着。
エイドでは、へしこおにぎり、うなぎオニギリと、美方の梅を。
エイドLOVE美味しすぎました。
エネルギーについては、終始ありとあらゆる補給を心がけていました。
枯渇してしまってからでは遅いと、カラダの予備タンクについて懸念していたからです。
なので、エネルギー摂取については、お腹が辛くならない程度に気をつけながら、感覚での判断より手前で摂取し続けようと意識していました。
事前のカーボローディングなんかは、まったくできなかったので、、、
同じカロリー摂取だとしても、できるだけ早く使われる回路と、少し時間をかけて使用される回路があるため、ありとあらゆる摂取方法を参考にしていました。
水分、液状ジェル、ゼリー、固形もの。
糖質、塩分、ミネラル、BCAA(アミノ酸)などなど。
実際、いろいろ摂取しながらでないと完走できなかったと思います。
トレランは、そんなエネルギーの消耗が、如実にわかりやすい競技でした。
ここらへんは、知識の力も重ね合わせ、今後の宿題として考察してみたいと思います。
他の競技現場にも、活かしていけるような気がしました。
話は戻って、至福のエイドを終え、2つ目の山登りに向かおうとした時。
この大会に最年少で出場している13歳の中学生の女の子に会いました。
13歳で出場って。。。
すごいですね。
僕はこの年齢時、足羽山登るのも嫌だったと思います 笑
そして頂上につき、2度目の山の降り道1歩目。
左脚を出したその瞬間、猛烈な激痛が走りました。
これは完全に、さっきの違和感のやつだ。。。
正直、心の中でうわ〜〜ってなりました 泣
あと残り何キロあるんだろうと。。。
もうすでに一回目の降りで、カラダに影響はきていたのだと思います。
この二回目の降りの瞬間になるまで、カラダにかかる重力のかかり方(登りなどがメイン)が違ったため、ここまで痛みが出る事に気付けませんでした。
山登りをされる方は、想像してもらいやすいかもしれません。
降りでいきなり、やばいぞ!みたいな 笑
僕の場合は、カラダはまだ生きていたのですが、下り動作で左膝に強い疼痛が出現してしまい。
ここまで強い痛みを感じレースに影響を与えるとは、その症状に直面するまでは全然想像できなかった。。
ここが一番の悔やまれる反省点でした。
改めて分析してみると。
準備されたカラダもないのに、、、、一度目の降りを勢いよく駆け抜けたとき、患部に過度な負荷がかかってしまったのだと思います。
その後アドレナリンでなんとかなるかと思ったけど、虚しくも激痛により全然スピード出せなくなってしまいました。。
自分が心身ともに痛みに弱い男という事を、再確認した次第です 笑
ただこの痛みが出現したのは、偶然ではなく必然的でした。
初挑戦という事、トレーニングができていなかった事、前日からエネルギーをうまくカラダに蓄える事ができていなかった事。
そんな全ての準備不足が、レースの負荷に耐えるフィジカルを保てなかったため、膝の症状として出現したのだと思います。
トレランに限らず、あらゆる負荷のかかる競技に通じる理論。
よくあるスポーツ障害のメカニズムについて、自分のカラダを通して改めて体験を再確認できました。
こんな学生さん達が、当院には日頃からよく来院されます。
この経験を、今後の彼ら彼女らのアドバイスに活かしていけたらと思います。
またそんな状態での走行中、僕はショートだったけれど、ロングを走る人たちってすごいなぁ〜と感心してました。
最後のほうはレースというより、ほとんど自分との闘いたる精神世界に。
痛みが出たり、本当にカラダが自分の思うように効かなくなってくるのきついです。。。
それこそ、本当に準備やフィジカルの重要性を再確認させられました。
そこがないと、やはりメンタルの使いようがないなあと。。
確か玄人の方に、痛みが出てからが勝負というアドバイスももらったけど、、、
わかるけど、、、
そこはメディカルの専門家として脇に置いときますね 笑
そういった流れのまま、しょうがなく自分のペースで進んでいると、カッコいい走りで淡々と僕を抜いていく女の子が!
そう、あの最年少の少女です。
駆け抜けるその後ろ姿は、カッコ良くカモシカのような脚。
後光を放つその姿に、自分も最後まで止まらず頑張ろうと刺激をもらえ。。。
こういった他者の存在に、メンタルをもらえる感謝も知りました。
そのおかげもあり、なんとか最後まで走り切る事ができました。
無事完走。
順位は終わってみれば、131人中27位。
距離は17.6キロ。
時間は3時間少しきったくらいだったです。
短い時間だったけど、初めてのトレイルランニングは、非日常的な旅の時間でありました。
ざっと書いた、まとまりのない感想になりましたが、思い返せばとても貴重な体験で楽しかったです♪
や〜
お疲れさまでした〜