偏平足その1(赤ちゃん)
ひびき整骨院前のモッコウバラが、つぼみをつけだしました。
今週から4月末くらいにかけて、綺麗に咲いてくれそう。
朝に水やりするのが楽しいです。
もし来院されたら楽しんでみてくださいね。
やっと足の偏平足(足のアーチ)をテーマーに、ちょこちょこシリーズで書いていきたいなと思います。
足の偏平足でお悩みの方や、お子さんの足の発育において、できる限り偏平足にならないように形成させてあげたいという方は、たまにブログを覗いてみてくださいね。
シリーズのペースは、ちょっとマイペースにはなってしまうと思いますが、、、
そこはご了承を 汗
偏平足というワードは、一般的にきっとネガティブなイメージですよね。
患者様でも、よく私は昔から偏平足だから足にトラブルが起きやすいの。
という方や、息子や娘が偏平足でよく怪我しやすいんですよ。
と話される方が多くいます。
確かに偏平足はざっくりいってしまうと、カラダの健康にとって良い構造とはいえないと思います。
けれどそんな偏平足にも、実はいろんなパターンがあって、一括りにしてしまうのもどうかなという疑問を日々抱えたりしています。
よく評価でフットプリント(足形)をとって、あなたは偏平足です。と判断される事もあるかもしれませんが、足の圧の評価だけでは分からない事がたくさんあって、少なからずそういった視点をもたないと僕らの立場においては、患者様の問題を解決できない場合がよくあります。
小ネタも挟みつつ、偏平足(足のアーチ)について話ていきますね。
・なぜ偏平足は良くないのか?
・なぜそのように(偏平足)形成されてしまうのか?
・偏平足の場合その改善法は?
・予防法はどうすればいいのか?
このような内容を中心に、専門的な用語をできるだけ省いて、わかりやすく話していけたらなあと思います。
まずは、足のアーチがどう形成されていくかについて、赤ちゃん時代からの発育を交えて話しますね。
赤ちゃんの足は偏平足
ほとんどの大人の足は、少なからず土踏まず(アーチ)があります。
もちろんその中にはアーチが低い(扁平)や、アーチが高い甲高の足など、様々な個人差もあると思います。
アーチがどんな働きをしているかというと、弓状の形をした骨からできていて、身体を支える・歩く・走る・跳ねるといった運動の弾みをつけたり衝撃を緩和したりしてくれます。
ちょうど上の写真の赤線部分で、サスペンションのような役目を担っています。
それが合理的に働くと、蹴りだしのバネになり、着地の衝撃も吸収しするように機能してくれるイメージです。
この機能はスポーツ時にも必要になってきます。
ところが生まれたばかりの赤ちゃんの足には、この大切な土踏まずがほとんどありません。
幼児が近くにいた経験がある方は記憶にあるかもしれませんが、歩き始めのお子さんの歩き方に音をつけるなら、ペタペタした感じで歩いていたと思います。
この頃はまだ、大人のような蹴りだし歩行ではなく、足の裏は厚い脂肪に被われ、足裏全体を接地させて、バランスをとってカラダを安定させようとする歩行様式をとっているのです。
その後の成長とともに、足裏の脂肪は減少して、より筋肉を使うようになっていきながらスムーズな蹴りだし動作を獲得していきます。
そして軟骨の状態から、だんだん大人と同じような硬い骨へと変わって土踏まずが形成されていくのです。
引用:子どもの成長は足できまる
ここで気づいた方もいるかもしれませんが、そう赤ちゃんはみんな最初は偏平足なんです。
足のアーチは、誰もが生まれながらに持ち合わせているものではなく、その後の運動や地面の環境に影響を受けて形成されていきます。
ここに、足の健康な発育への大切なポイントが詰まっていると考えられますよね。
手と足は似たような構造(骨の配列)をしているのですが、アーチを形成しているのは足だけです。
手は手形スタンプをとると偏平になります。
なぜ足にはアーチが形成され、またそれを獲得する事が理想とされるのでしょう?
それはヒトが、二足歩行動作を獲得したからと言われています。
また形成された足のアーチ構造👣は、人間に特有の形をしています。
アーチ構造はヒトにとって、とても大切な機能を担っているんですね。
次回は、足のアーチの形成に大きな影響を与える項目を3つに絞り、なぜ扁平足が良くないのか?についても交えてお話ししていきたいと思います。
皆さま引き続き、良き春をお過ごしくださいませ。