ブログBlog

怪我や 捻挫(ねんざ)の対応

2021.02.10

スポーツでの怪我

 

 

 

 

 

最近はいろいろな大会がある事もあり,スポーツしている子供たちがよく来院されます。

 

その際は適切に病態を把握し,早期に復帰できるよう施術やテーピングを行います。

 

また必要な場合には当院のみの施術に拘らず,子供達にとって症状の改善が早い選択ができるよう病院へ紹介状をかいて紹介させてもらうケースもあり,その都度ベストな環境を提供できるよう心がけています。

 

ここ数日では,病院に紹介させていただいた中に膝関節半月板の損傷や,足趾の疲労骨折,などをしている子たち,肩関節脱臼の治療にくる子もいました。

 

競技の最中に怪我をしてしまう事はとてもネガティブな出来事ですが,病態を知る事で現状を把握する事ができ、その後前向きに早期復帰に向けたリハビリやトレーニングを行う事ができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな怪我の中で代表的なものに捻挫(ねんざ)がよくあります。

 

昔はスポーツの分野で捻挫は放置しても治るからと,そのまま継続してしまったり,適切な対応を取らないまま経過を経てしまうケースがたくさんありました。

 

たまにやりながら治すんです!という子も未だにいます 笑

 

しかしそれはこの時代にはナンセンスな発想です。

 

実際に怪我をしても治るというのは,気力でそう捉えているだけで,損傷部位は簡単に元の状態に戻るわけではなく,そのまま継続している間に自己治癒力で組織やそれらを回復させたり,症状を補うように身体のバランスを変化させているのです。

 

けれど,痛みがなくなり治ったと思っても損傷部位の改善が不安定であると,その関節が変形してしまったり,その後ゆるくなってしまったり,元のような安定性を保てなくなってしまう事があるんです。

 

 

またやり出すとアドレナリンで疼痛を感じにくくなるという事もあります。

 

最中は痛くないけど終わると痛いみたいな感じです。

 

その不安定な穴を埋めるために全身がバランスを保とうと他の組織で補いだしてカラダに負担がかかる事もよくあります。

 

なので痛みの原因が分からず,症状が継続している場合はカラダにとって悪循環を引きおこしてしまうかもしれませんのでお気をつけてくださいね。

 

このような事から,損傷度が軽くても怪我をした際にはしっかりと対応できた方がいいです。

 

その方が怪我の予防にもパフォーマンス力にも必ず良い状態を保てるはずですよ。

 

僕自身も競技生活中は怪我と付き合う事が多かったので今になってもそれをよく感じています。

 

 

 

 

 

 

またスポーツや成長痛など怪我や痛みの出現に,テーピングや固定具はとても助けになる道具となります。

 

 

例えば

 

 

怪我した時

 

組織の回復のために関節をしっかり安定させる事で,負荷による疼痛を緩和させ安定した組織の改善に効果的です。またそれにより早期の復帰や再発予防にもつながります。

 

 

怪我から復帰し始め

 

久しぶりの運動や,徐々に負荷の高い運動に切り替える際に損傷した部位の不安を補うためサポーターの役目として使用する事で,負荷に対する適応や心理的な不安を解除しやすくなり,全身的な運動や競技へのステップに取り組みやすくできます。

 

 

予防

怪我や痛みがそこまで強くなくても,不安だったりハードに負荷がかかりそうな日は予防も含めて使用するのもかなり有効な使い方です。

 

僕は年なのでこの使い方よくしてます 笑 

 

わかりやすい例にはトレイルランの人たちが走りきるためのサポートととして膝とかにテープを巻いて挑む感じかなと思います。

 

これは競技レベルを落としたり,山登りとか運動をそこまでしない日常生活でも同じ捉え方で使用できます。

 

 

 

少し長くなりましたが,運動しているとカラダのストレスのかかる部位を損傷しやすくなってしまう事があります。また成長期中のこども達も痛みが出現しやすくなります。

 

怪我やカラダに痛みを覚えた際は,その後の悪循環に陥らないように無視せず適切な対応をしてあげてくださいね。